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コーティング剤レビュー−PIAA ACCUR(アクール)

2009年4月25日

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PIAAさんより発売されているケイ素系ガラス繊維コーティング剤。
現在PIAAさんのホームページでは商品説明のリンクが削除されており、 既に廃盤となってしまった可能性が高いと思われます。
今回テストしたのは光沢重視タイプの商品で、メーカーが謳う効能としては
◆光沢性オルガノファインファイバー採用により、光沢がなんと136%UP
◆弱撥水性能により、ウォータスポットを防ぎ、塗装面を保護!
◆ケイ素系ガラス繊維だから汚れの付着防止、施工後のメンテナンスは、水洗い でOK!
◆皮膜が強固の為、洗車キズは目立たなくなります!
◆脱脂・下地処理の施工後はACCURを吹き付け水分と同時に拭き上げるだけ!
◆ウッドパネルや樹脂部分の艶出しにもOK!
ACCURコーティング剤光沢タイプは、当社独自の開発のオルガノファインファイバー (G.O.F)が塗装分子の隙間(活性点)に作用して塗装内部からの劣化を防止するとともに、 ケイ素系オリゴマーとの密接な相溶性が塗装内部、外部の両面から塗装のもつ本来の 艶を引き出します。

とまあ何に対して136%UPなのかとか、皮膜が強固なら洗車キズが目立たなくなるのか?。(笑)
など、結構突っ込み所はたくさんあるのですが、実際の使用してみるとさすがPIAAさんが 出す商品だな〜と思わせる商品に仕上がっておりました。
使用法は最近のケイ素系コーティング剤スタンダードと言うべき、洗車後の濡れている ボディに吹き付けマイクロファイバークロス等で拭き上げるというもの。
仕上がり具合は!!!と言うべき素晴らしいものでした。 光沢と艶のバランスが素晴らしく、キラキラしているのだけども艶に落ち着きというか 深みが感じられ、洗車好きなユーザーがどの様な仕上がりを求めているのか良く研究 しているな〜と思わず関心(爆)してしまいました。
帯電性については結構悪い部類になり、思わずワックスを塗っていると勘違いしてしまう ほど。
1回以上のメンテナンス洗車を行えばかなり状態としては落ち着いてくるものの、 濃色車の場合には埃が積もった状態が目立ちかなりキツイと思われる。
防汚性についてはかなり優秀な結果で、雨天後には結構水滴がボディに付いているものの、 暫くほっておくとまるで雨など降っていなかったようにボディが綺麗になっていると いう不思議な特性を持つ。
薬剤自体は弱撥水性を示しており、水滴もすぐに流れ落ちてしまうものでは無く、 ボディに留まる傾向を示しているにも関わらず前記のような傾向を示す。
耐久性はさほどでも無く、良い状態が保っていられるのはせいぜい2ヶ月程度と思われる。 実際の検証でも約5週程度で水平面の状態が怪しくなってきて追加施工を行った。
総評としてはもしまだ売っているのなら淡色車に限っては非常にお勧めできる商品と 言えると思う。
濃色車の場合は埃が積もるのが気にならなければ(笑)お勧めしても良いかも(苦笑)。


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