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コーティング剤レビュー−CARALL 煌(有機ガラスコート 液体タイプ)

2009年4月25日

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CARALL(オカモト産業株式会社)より発売されている煌シリーズのガラスコート剤。
以前から煌シリーズはカー用品店等で見る機会が多く気にはなっていたのですが、 主にワックス系の製品ばかりで管理人の趣味とチョット違うよな〜と思っていた矢先!
ついに煌シリーズのガラスコーティング剤が発売されました。
その名も煌 有機ガラスコート 液体タイプ(爆)。
有機ガラスって何?最初から突っ込み入れちゃうんですけど...。
メーカーが謳う効能としては
・有機ガラス系新素材を採用。
 自動車塗装剤との密着性、安定性において、卓越した性能を誇る有機ガラス系素材を採用。
 この新素材をベースポリマーとして、従来品を圧倒する高光沢性皮膜技術「DRC構造皮膜」を開発。
  きらめくガラスの美しさで塗装面を包み込みます。
・固形ワックスを凌ぐキズ消し効果。
 有機ガラス系新素材が細かなキズの隙間も埋めて消し、輝きの弱くなった経年車に 抜群の光沢復元効果を発揮します。
 また、ポリマー同士が結合しやすい、なめらかな皮膜を形成します。
・見とれるほどの発水力。
 酸性雨からもボディを守る強靭な撥水系ポリマーを組み込み、光沢性や耐久性を阻害 することなく、高い撥水力を実現しました。
・鍛え抜かれた耐久力。
 有機ガラス系素材の耐久温度は135℃。
 過酷な夏場の環境でも軟化せず超硬質状態を保つため、洗車機によるキズつきや、 紫外線による色あせ・劣化からボディを守ります。

なんか書かれている謳い文句が全て実現できていれば、これこそ理想のコーティング剤! な〜んて言っちゃいそうな文句がわんさかと並んでいます。
実際の使用感は
施工方法としては、洗車⇒拭取り後の乾式施工が推奨されていて、俗に言う簡易コーティング剤(スピード&バリア、ミラーシャインなど)と同様な施工方式 塗り伸ばすように 拭取るだけとなっています。
施工直後の感想は以外にも良好。正直あまりにも胡散臭い謳い文句で殆ど期待していなかった、というのが本心だったので。(苦笑)
光沢・艶が意外と良い。同時に施工したソフト99 プリズムシールドと比較しても 明らかに煌のほうが良かった。
施工自体は意外とやっかいで、ただ塗り伸ばすだけの施工なのだが、シルバーのボディでも斑が分かるくらい残ってしまい、相当神経を使って施工しないと満足できる仕上がりにはならなかった。
帯電性は意外と良好。ほぼ平均以上のレベル。
防汚性についてもプリズムシールドとほぼ同レベル。
強撥水性であるが、ボディに水滴が滞留し易い傾向を示す為か、少量の雨などでは 雨染みがボディに残ってしまう。
ここまでは、一応合格点を付けても良い成績だと思うのだが、耐久性は?マークが付いてしまう。
まずワゴンR号に施工時は、頻繁に雨に見舞われたのが影響したのか、ボンネット・ルーフ等の水平面は僅か2週間で薬剤の効能が無くなってしまった。
再度検証を行ったイプサム号でも水平面の耐久性は、晴天に恵まれていたにも関わらず、 耐久性は3〜4週程度しかなく管理人はガッカリしてしまったしだい。
最低どんな条件下でも一ヶ月は持ってくれないと...。
以上の結果からもコーティング剤と言うのは少々無理があるかもというのが正直な気持ち。
逆に耐久性の無さを考慮して、最近流行の光沢復元用メンテナンス剤として見れば、使い道もあるかもと思った次第。


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